《随時更新中》夏に読みたい本をまとめました

[夏✕高校生]青春真っ盛り――夏に読みたい高校生の青春小説

夏のおすすめリスト

夏の主人公は高校生だ。
これだけは言い切ることができる。
夏を語るうえで、高校生を語らずにはいられない。

だから夏には高校生の物語が読みたくなる。
今となっては小さなことで、うじうじ悩んで、
今となっては何が面白いのかわからないことで、馬鹿笑いした。
そんな夏を思い出せるような小説を厳選しました。

夏に読みたい傑作 学園(高校)小説

高校生が主役の小説は数多くあるが、独断と偏見で「夏っぽい青春小説」を選びました。

疎水
疎水

選考基準は、カルピスを飲みながら縁側で、汗をかきながら読みたい小説(家に縁側なんてありませんが……)

桐島、部活やめるってよ(朝井リョウ)

何かに熱中できること、思い悩むことが青春だ。

タイトルから連想されるようなただの部活小説ではない。
この小説が描くのは、学園生活とは切っても切り離すことのできないスクールカーストだ。

「桐島が部活やめるっつてんの、マジなんけ?」

という言葉から始まる物語は、それぞれのカーストをリアルに描き切る。
カースト上位の生徒が、自分より下に位置づけしていた生徒を眩しく感じる瞬間は、とても印象深い瞬間だ。
「これぞ夏物語」といった小説ではないが、高校生の青春はこの作品を読まずには語れない。

第22回小説すばる新人賞の1作。

青春デンデケデケデケ(芦原すなお)

青春小説バント小説の決定版!

「デンデケデケデケ」というフレーズはベンチャーズの『パイプライン』の有名なギアーフレーズからきている。
本来は「てけてけてけてけてけ」と聞こえるのだが、それについて作者が、「てけてけ」ではこの音には物足りないということで、この印象的なタイトルになったのだという。

本書は四国の田舎の高校生たちを主人公とするのだが、確かに彼らは、「てけてけ」という軽い音では言い表せられない。
雷鳴のような「デンデケデケデケ」というフレーズのように暴れまくる彼の、ロックと友情と恋を読めば、彼らとともに汗と涙と笑いを手に入れることができる。

第27回文藝賞受賞の1作。

階段途中のビッグ・ノイズ(越谷オサム)

青春×バント=面白くないはずがない

洟が止まらない。

という1節から始まる物語は、ページをめくるごとに加速していく。
廃部が決定している軽音楽部をいかにして復活されるか――、王道とも思われるストーリーを走り抜ける過程が、実に心地よい。
ベタベタな展開だけど、それも許せちゃう勢いがこの本にはある。
だってみんな、若くって眩しくって、青春しているんだもの。――それくらいなんてことないさ。
『青春デンデケデケデケ』に次ぐ青春バンド小説。

夏のバスプール(畑野智美)

「あー、もう、まったくアオハルかよ」

この物語を読んでいるあいだ、のたうち回り続ける可能性があるので注意してほしい。
それほどまでに、彼らは青春をしているのだ、それはもう――、羨ましい限りに。

真っ赤に熟したトマトが飛んできて、僕の右肩に直撃する。
胸が詰まるような苦しさを一瞬覚え、大きく息を吐き出す。トマトは破裂して地面に落ち、潰れた。制服のワイシャツに赤いシミがついた。
一学期期末テスト三日目の朝の出来事だ。

トマトから始まる恋の物語は、過剰なくらいたくさん含まれた青春要素とともに進んでいく。

ここに書かれているのは、わずか数日の話がぎゅっと濃縮された、瑞々しい日々。
ああそういえば、高校生の頃は1日1日が本当に濃かった。
そんな日々を思い出すことができる1作。

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サマー/タイム/トラベラー(新城カズマ)

たった3秒だけ未来に跳べる女子高生が未来を変える

夏=タイムトラベラーという認識を作ったのは、『夏への扉』だろうか。
本書にもその影響は随所に見られる。
主人公たちのたまり場である喫茶店は、「夏への扉」と呼ばれ、そこで飼われている猫は「ピート」(『夏への扉』の猫と同じ名前)と呼ばれている。

たった3秒だけ未来に跳べる女子高生と4人の高校生たちは「時空間跳躍少女開発プロジェクト」を立ち上げた。

anywhere but here

――、ここ以外のどこかなら。

思わせぶりな語りに引き込まれるように、物語は進んでいく。
タイムトラベラー、自転車、勉強、そしてプロジェクト。
偏差値60を超える高校生たちのひと夏。
そしてこの夏が、彼ら5人が一緒に過ごす最後の夏となる。

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半分の月がのぼる空(橋本紡)

ライトノベルの金字塔。

ライトノベルというだけで、手を伸ばさない人(私もそうですが)に、ぜひとも読んでいただきたい。

ありふれたボーイミーツガールなのだが、彼らにとっては特別だった。
意地っ張りで病気のヒロインと、ヒロインを必死に守ろうとする主人公。

いつ終わるかわからない物語は、常に涙と笑いに溢れている。
きっとこの本を読んだとき、ライトノベルという偏見はなくなっているだろう。

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疎水
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いかがでしたか?

夏は高校生の物語を読んで、いつかの夏に体験したこと、体験できなかったことを、再体験してみてはいかがでしょうか。

「夏」に読みたい本を厳選!

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