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​映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』がつまらなかったら、原作小説『少年たちは花火を横から見たかった』を読んでほしい

本の感想
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【書評】原作・映画の違いは? 原作小説は面白いのか?

『少年たちは花火を横から見たかった』の立ち位置は?

本作の立ち位置はいまいちわかりにくいので、整理する必要がある。

まず、あんまり知られていないか​​もしれないが、アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』にはもととなったドラマがある。

タイトルが同じそのドラマは、1993年にフジテレビで放送された。

その評価は高く、テレビドラマとしては異例の日本映画監督協会新人賞を受賞し、のちに映画化した。

さらに2017年、アニメ映画化された。

○ ○ ○

少年たちは花火を横から見たかった』はアニメ映画が公開が決まったあと、原作ドラマのノベライズとして出版が決まったらしい。

アニメのノベライズ、原作ドラマのノベライズそれを同時販売し、もっと映画を楽しめるようにしようとしてくれたのかもしれない。

だが、岩井俊二は「思いがけない可能性に気づいた」それは「if」というギミックを使用せずとも書ききれるのではないかというもの。

原作ドラマは2パターンの未来があり、その2つを見れるという構成だったのだが、それを1つにしてしまった。

▽あらすじはWikipediaを▽

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? - Wikipedia

そうして生まれたのが、『少年たちは花火を横から見たかった』。

映画が要素外のタイムリープもので驚き、少し面倒に感じた方もいたかもしれない。

そういう方はこちらのほうが楽しめるに違いない。

本当はアニメのノベライズとこちらを読み比べるのが最も楽しめる方法かもしれないが……。

原作小説の魅力

東名高速が透明な道路だと思っていた。

なんていう王道の勘違いと同じくらいよくある勘違いとして、

花火は横から見ると線に見える。

がある気がする。
小学校の時、確かにそんな疑問を抱いていた。

本書はそんな疑問を解消するために、実際に花火を横から見てみようとする群像劇。

ある者は花火を横から見、ある者は下から見、そしてある者は花火の暴発に巻き込まれた。

そして何を考えているのかわからない不思議な女の子――、その子に惹かれるふたりの男の子。

そこには小学生たちの、小学生らしい悩みや、らしからぬ悩みも合わさって、読者にもう体験のできないあの夏を与えてくれる1冊。

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』か少しつまらなかった人は、ドラマ原作→ノベライズ→映画と見れば、理解が深まるかもしれない。

そもそも、原作読まずに映画だと少し辛い気すらする。

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